【Louis Icart】トゥールーズに生まれる。1907年パリに出て絵葉書の工房で働きながら絵画を学ぶ。ジュール・シェレなどの影響を受け、後に12年バルセロナのギャラリーで初の個展。20年からアメリカに作品を輸出し、22年アメリカのワナメーカ百貨店で成功を収める。ロココ絵画のエロティズムを源流とした彼の作品はモダンで、アメリカにパリの空気を漂わせた。
パリにてファッション絵葉書に手彩色を施す仕事につき、版画の技術を習得する。
その後パリに憧れるアメリカ人の「夢」を描き、アメリカでもてはやされた。
1922年、ニューヨークで個展 1927年、レジョン・ドヌール勲章叙勲。イカ−ルはルーブル美術館に通い、１８世紀の名匠の作品に心酔し、ロココ美術の伝統を学び、更に、当時の風刺雑誌（ル・リールなど）からも影響を受けながら独自の画風を確立した。

1888年	南仏トゥールーズ市のトラヴェールエール・ド・バランス町に生まれる。 絵葉書の工房等で働きながら、絵画・版画の修行を積む。
1908年	雑誌「芸術批評」の表紙にHELLIの著名でイラストを描く。画家になることを志し、デッサンを持ってクチュエリを回り、ヴァルモンで帽子やドレスなどのデザインを手掛ける。
1912年	バルセロナで初の個展。
1913年	イカールの作品が、アメリカに輸出され始める。
1914年	エリゼ宮のパリ・オペラ・バレー劇団による特別公演で衣装デザインを担当し注目される。
1921年	フランスの版元･近代版画社から制作依頼を受ける。
1922年	アメリカをにての個展も成功をおさめる。
1927年	レジオン・ドヌール第5勲章を授与。
1932年	ニューヨークのメトロポリタン画廊で、油彩の連作「白いヴィジョン」の展覧会を開催。
1944年	版画制作を開始する。
1950年	62歳でモンマルトルの自宅で死去。