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クルト・メイヤー・エベルハート
1895年ライプツィッヒに生まれる。
20世紀前半に活躍したドイツの画家で版画を得意とした。
ワイマールでハーケンとクライムに学び、主にミュンヘンで
創作活動を行ったが、愛らしい動物たちお題材にした写実的
で表情豊かな絵はドイツ国内はもとより、欧米諸国に広く親
しまれた。
彼の銅版画は、ドライ・ポイント(仏名:ポイント・セッシュ)
と呼ばれる方法で、これは銅板にダイヤモンドや鋼鉄の針を使
って直接掘り込むもので、エッチングのように腐食液を用いない。
これは他の方法よりもデリケートな調子を出すのに適しており、
この銅版画にも見られる如く動物たちの毛筋の一本一本までが
細かく描き現されている。